ゴキブリと洗剤・熱湯とは
ゴキブリ退治の時に洗剤や熱湯しかない場合があります。洗剤や熱湯は無料の方法ゆえ、市販の殺虫剤と比較するとゴキブリ退治の総合力ではやや劣ります。
総合力という点では劣るものの、実はある点においては市販のゴキブリ殺虫剤よりも優れていることもあります。
そして市販のゴキブリ殺虫剤であれ、無料の方法であれ、ゴキブリ退治の方法には相性があります。
無料ゆえ短所はあるものの、 相性がよければゴキブリ退治に対する嫌悪感も少なくなり、 これほど安価にゴキブリを退治できる方法は他にありません。
ここでは洗剤や熱湯など無料でできるゴキブリ退治の方法について、いくつかの方法とその特徴について紹介しています。
こんな時こそ洗剤や熱湯
洗剤や熱湯でのゴキブリ退治の方法は、以下のような場面では市販のゴキブリ殺虫剤よりも効果を発揮します。- 殺虫剤が家になかった時
- 殺虫剤が遠くにある。取りに行く時間がない時
- ペットなどが近くにいる時
殺虫剤が家に無くてもゴキブリ退治はできる
殺虫剤が家に無くてもゴキブリ退治をあきらめないで下さい。買い置きのゴキブリ殺虫剤があればそれに越したことはありませんが、 ない場合でもゴキブリ退治は様々な方法で可能です。
殺虫剤がないからとあきらめて逃してしまうと、 今度はいつ出てくるかと気になって夜に寝れなくなり、 何時間も後悔することとなります。
(ゴキブリを見失った時は見失った時の対策をご参照下さい。)
※ゴキブリ殺虫剤は製品の特性上、保管期限というものが定められていませんが、 開封後の使用中のゴキブリ殺虫剤でも、約4~5年は効果を発揮します。
(ご参考:アース製薬公式:ゴキジェットプロの使用期限)
ゴキブリは見つけた時に殺す
見つけた場所が殺虫剤と遠く離れた場所の場合、 殺虫剤を用意するまでゴキブリは待ってはくれません。そして、ゴキブリは発見した時にすぐに退治するのがベストです。
殺虫剤以外の近くにあるもの(洗剤や熱湯)を活用して、退治してしまいましょう。
動物やペットに影響を与えたくない
殺虫剤は人体の影響が非常に少なく、あるいは無害に作ってありますが、 使用量や動物によっては全てが無害であるわけではありません。犬猫はもとより小動物や金魚、カブトムシなどペットがいる場合は洗剤や熱湯の方が優れているかもしれません。
市販殺虫剤の毒性については市販殺虫剤をご参照下さい。
洗剤や熱湯は相性が良ければ最高のゴキブリ駆除剤
以下、洗剤や熱湯など、無料ゴキブリ退治方法を幾つか紹介しています。各方法は短所と長所がハッキリしていますので、 まずは「ご自身が各方法の短所が気にならないか」ということを 重要視されることをオススメします。
ゴキブリ退治方法にとっての短所はゴキブリに対する嫌悪感と比例します。
100℃の熱湯
熱湯をかけるとどの殺虫剤よりも早く確実に即死します(1秒以内)。
理由はゴキブリは変温性の為、体温を調整できないからです。
短所は少量の熱湯ではゴキブリは死なないため、真上から十分な量の熱湯をかけないと殺せないことと、 ポットなどがないとほぼ熱湯は家にない為、緊急対応が難しいことです。
しかし、市販の殺虫剤や洗剤と比較すると後片付けの容易さや、場所を選ばず使える熱湯は非常に優れた退治方法です。
熱湯利用時は気配(正確には振動)を察知されないことが重要です。
洗剤
洗剤を使った場合の死因は気門(昆虫が空気を吸う穴)が塞がれることによる窒息死の為、 死ぬまでに長い時間(30秒程度~数分)がかかります。
短所はこの死ぬまでに非常に長い時間がかかるため逃げられる可能性があることや、 洗剤の為、絨毯やカーペットなどシミが残る場所では使いづらいことです。
しかし、お湯のように真上からかける必要がないため、ある程度ゴキブリと距離を保てることや、 殺虫剤のように霧状でないため洗剤の方がその影響範囲をせばめることができるのも特徴です。
掃除機
掃除機はその吸引力で一時的にゴキブリを掃除機のゴミパックの中に封じ込めるにとどまります。
そのため、ゴキブリを封じ込めた後、必ず掃除機の中に殺虫剤を噴射して殺す必要がありますのでご注意下さい。
しかし、他の方法と異なり、封じ込めてしまえばゴキブリに逃げられることもなく(スイッチを切らない場合)、 その間に殺虫剤を買いに行ったり、人を呼びに行くこともできます。
また、死骸処理も紙パックタイプであれば見ることもなく捨てることも可能です。 ホースを使う為、ゴキブリともある程度の距離をとることができるため、ゴキブリが苦手な人には最も向いている方法かもしれません。
ドライヤー
ゴキブリ退治の原理としては熱湯と同じです。
洗剤や熱湯と異なり、ドライヤーの熱を当てている限り熱と風によりこちらに向かってくることもなく安心です。
また、風を利用している為ゴキブリとある程度距離をとれることから女性にも向いている方法です。
短所は電源コードをどこまで伸ばせるかが大きな問題となります。
またドライヤーは熱湯ほどの熱さがない為、死んでいるかどうかの確認は非常に重要です。詳しくは ゴキブリの死体処理をご参照下さい。
新聞・スリッパなど
最近は「通電式のハエたたき機でゴキブリを殺した」、という強者の方からもご連絡を頂いています。
本
この方法はゴキブリを圧迫死させるため、「床と平行に落とす、または、投げる」必要があり、 かつ、ハードカバーよりも雑誌のように材質が柔らかく面積が広く重量のあるモノが向いています。
本を投げた後、ゴソゴソと這いずり出て来なければ死亡しています。
死亡すればひとまず安心ですが、短所は本が汚れてしまうことと、本をめくる時の恐怖、その後の死骸処理(潰れた状態のゴキブリとご対面できるか)かもしれません。
濡れタオル
しかし重量が軽いため、それを補う投げる力が必要になります。
自信がない場合はバスタオルなど大きめのものを使うと重量、範囲とも広くなります。
部屋の隅や角にいる場合はターゲットを確実に閉じ込めることができますが、本のように出てこないからと言って死亡している訳ではないため、注意が必要です。
タオルを一度かぶせた後、上から重い物で叩くなど、必ずトドメをさす必要があります。
人によっては、そのタオルに嫌悪感が出て、使えなくなるかもしれません。
ゴキブリを発見したら音を出さない、慌てて動かない
洗剤や熱湯を用意する前に、ゴキブリに感づかれては元も子もありません。ゴキブリは夜行性で目が悪い代わりに、聴覚と触角が非常に優れています。
(※ゴキブリの聴覚についてはゴキブリ対策超音波・電磁波をご参照下さい。)
つまり、音と空気の振動に非常に敏感です。
また、知能指数は非常に高く、暗いところ、狭いところが大好きなので、 気づかると洗剤や熱湯でゴキブリを退治する前に見えないところに隠れてしまいます。
そうなってはゴキブリ退治も一苦労です。
ゴキブリを発見したら、音を立てたり、大きな動作で風をおこしたりせず、 なるべく近くにあるもので、手っ取り早く退治しましょう。
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