ゴキブリの発生原因
ゴキブリの発生原因、ゴキブリの侵入原因は様々です。それらの原因を知ることはゴキブリを退治したり、ゴキブリの侵入を防ぐ手がかりとなります。
ここではゴキブリの行動・生態を中心にゴキブリの発生原因、侵入原因について紹介しています。
ゴキブリの発生、侵入原因
ゴキブリの発生原因は大きく分けると2つです。- ゴキブリが外から侵入してくる
- 室内で卵がかえりゴキブリが増える
言い換えると、ゴキブリの発生原因は「ゴキブリが外から侵入してくる」に集約できます。
以下、なぜゴキブリが外から室内に侵入してくるのかについて紹介しています。
具体的なゴキブリの侵入対策については、一軒家のゴキブリ対策やアパートのゴキブリ対策、マンションのゴキブリ対策をご参照下さい。
ゴキブリ侵入の原因
ゴキブリ侵入の原因を知るには、ゴキブリの行動を知るのが早道です。ゴキブリの行動は大きく分けて5つしかありません。
- 水、餌を求める行動
- 交尾、求愛行動
- 生きるための行動
- 本能と学習による行動
- 逃げる行動
各々の行動について詳しく見ていきます。
水、餌を求める行動
ゴキブリは水、餌を求めて徘徊しますがむやみに徘徊している訳ではありません。ゴキブリは匂いにつられて行動しています。
ゴキブリの嗅覚は非常に優れています。
(正確な数字は不明ですが、蚊ですら人間の1万倍の嗅覚を持つと言われています。)
さらにゴキブリは嗅覚を学習することができます。
部屋から匂いを発しない場合でも、一度覚えた匂いにより部屋に侵入しようと試みます。
このゴキブリの優れた嗅覚と餌を求める行動がゴキブリ侵入の原因となります。
飲食店にゴキブリが多いのは、常にいい匂いを放ちゴキブリを引き寄せているからとも言えるでしょう。
交尾、求愛行動
ゴキブリの求愛行動には性フェロモンが使われます。性フェロモンとはメスが同種のゴキブリに自分の場所を知らせ誘導する匂いです。
オスのゴキブリはその匂いにつられメスのゴキブリを探しにきます。
この求愛行動、性フェロモンがゴキブリが家に侵入する原因となります。
しかもこの性フェロモンはオスだけでなくメスのゴキブリも匂いを認識し寄ってくるという習性があります。
このゴキブリの性フェロモンはゴキブリのフンの中に含まれており、 ゴキブリのフンを掃除しなさいといわれるのはこのためです。
1匹のゴキブリの侵入が複数のゴキブリの侵入、繁殖の元となります。
ただし、この性フェロモンは同種のゴキブリにしか効果がない為、他の種類のゴキブリを誘導することはありません。
生きるための行動
ゴキブリは-5℃~-10℃以下になると死にます。(即死ではありません。)また、7℃以下(冬の東京の平均気温)では成長できなくなり、 (昆虫はある気温以下になると発育がとまる温度があります。数日~数ヶ月で死亡します。
(※卵の死ぬ温度は別途ゴキブリ卵駆除に記載しています。)
乾燥にはさらに弱く、湿度がないと生きていけません。
つまり、ゴキブリは生きるために暖かい適当な温度(人間の好む28℃くらい)と湿度の場所を確保する必要があるのです。
この生きるための行動は秋口から始まり、適当な温度と湿度のある家に侵入するしようと試みます。
しかも、侵入したゴキブリは巣作りに適した場所であると判断すると集合フェロモンを出し、 仲間を呼び寄せるため、より多くのゴキブリが侵入する原因となります。
ただし、ゴキブリの数が多くなりすぎると自分達の餌、住み家、繁栄の為、 他のゴキブリを出て行かせるホルモンを発します。
そのため近所の家が汚い場合もゴキブリの侵入の大きな原因となります。近所に綺麗でない家がある場合には隣人のゴキブリ対策をご参照下さい。
本能と学習による行動
ゴキブリには行動を学習する能力、匂いを学習する能力があります。ゴキブリはこの能力により、3回あればその行動を、1回あればその匂いを学習します。
つまり、餌がある場所を覚えてしまうと、その場所を学習し家に侵入することが当たり前となります。
また、侵入後居心地が良ければそのままいつくようになり、様々なフェロモンを出して仲間を呼び寄せます。
ゴキブリのフェロモン
昆虫のフェロモンは風や気温、湿度によりますが、数キロ先まで届くと言われています。昆虫としての個体も大きくフェロモン量も多いゴキブリのフェロモンが数キロ先まで届いてもおかしくはありません。
つまり一匹のゴキブリの侵入はたとえオスであれ、メスであれ、ゴキブリの繁殖の原因となるのです。
ゴキブリの原因 先頭へ |
関連ページ |
メニュー・目次一覧へ |