ゴキブリの幼虫駆除
ゴキブリは幼虫のうちに駆除しておかないと、 すぐに成虫になってしまいます。しかし、ゴキブリの幼虫の駆除方法は、 成虫とは少し異なるため、工夫が必要です。
ここではゴキブリの幼虫の生態や特徴に基づいた駆除方法について、紹介しています。
ゴキブリの幼虫
ゴキブリの幼虫と言われてピンとこない人もいますので、少しゴキブリの幼虫の生態・特徴について紹介します。外見的特徴
見た目はほとんどゴキブリと変わりません。大きさは米粒くらいの大きさから数センチまでです(1cm以上になると見間違う人は殆どいないと思われます)。
特に生まれたばかりは真っ白で、 成長していくと少しずつ白と黒(茶)の縞模様になり、 最終的(成虫になると)には真っ黒または茶色になります。
形はゴキブリそのものなので、小さくても見間違うことは少ないと思われます。
成長
ゴキブリのメスの卵1つからだいたい15~40匹程度の幼虫が孵ります。詳しくはゴキブリ卵駆除をご参照下さい。
幼虫は変態といわれる過程を通じて成虫へと進化していきます。 いわゆる脱皮です。
種類や大きさにもよりますが、幼虫は5~15回程度の脱皮を行い成虫へ進化します。
(※成虫になると脱皮はおこないません。)
また成虫になる速度は温度と食べ物に依存しますが、 生まれてから最初の12時間以内に食べたものが成虫になった時の大きさを決めるとも言われています。
行動
ゴキブリの幼虫は成虫と比較すると集団で行動することが一般的です。大きくなるに従って、幼虫であっても単独行動が多くなりますが、 生まれたばかりから何度目かの脱皮を行うまでは、集団行動が一般的です。
餌
生まれたばかりの幼虫は何度目かの脱皮を行うまでは、
ゴキブリの糞を主食とすることが多いようです。
その後は体が小さいためか、甘い飲み物や柔らかいもの、個体が小さい食べ物のクズを好むようになります。成虫の餌になる
幼虫が生まれた時期や餌の豊富さに依存しますが、ゴキブリの成虫はゴキブリの幼虫を餌とします。また、ゴキブリのストレスが強いほど、自分の子供(幼虫)を食べます。
ゴキブリのストレスと幼虫についてはゴキブリ対策超音波・電磁波をご参照下さい。
ゴキブリの幼虫の駆除方法
以上がゴキブリの幼虫の特徴です。この特徴を元に、幼虫駆除対策を立てると、以下のようになります。
- 巣を駆除する、作らせない
- 糞に効果のある毒エサを使う
- 缶やビンで対応する
- 通り道に毒をまく
- 常に綺麗にしておく
巣を駆除する、作らせない
巣が無い限り最初の餌となる糞を食べれずそのまま死んでしまう可能性が高くなります。そして、糞がある場所はゴキブリの巣近くが最も多くなっています。
常に綺麗にしておくのが効果的ですが、糞かなと思ったら必ず取り除いておきましょう。 巣を作りやすい家電製品の下や裏、キッチンの中、ブレーカー付近、植木鉢の下など、 ゴキブリの卵の孵化が始まる春先にはしっかり掃除しておきましょう。
その他ゴキブリの巣になる場所はゴキブリの巣作りを防ぐをご参照下さい。
糞に効果のある毒エサを使う
毒エサタイプのゴキブリ駆除剤には、ゴキブリの糞にも効果のあるタイプがいくつかあります。
成虫の駆除も兼ねて、糞に効果のある毒エサを使うのが効果的です。
糞に効果のあるゴキブリ駆除剤については、ゴキブリ対策ブラックキャップ、ゴキブリ対策コンバット、ゴキブリキャップなどをご参照下さい。
缶やビンで対応する
何度か脱皮した幼虫の主食は油やジュース、ビールなどの液体です。日本では燃えないゴミの日までビンや缶は部屋で管理することも多くなっている為、 このビンや缶に一工夫します。
一つは綺麗に洗って保管することです。こうすることで餌そのものをなくしてしまいます。
次に缶やビンの中にホウ酸を撒くことです。
ホウ酸団子にせずホウ酸そのものをまいておけば、 ビンや缶の液体を食べに来た幼虫は死滅してしまいます。
詳しくはホウ酸でゴキブリ対策やゴキブリ対策重曹をご参照下さい。
通り道に毒をまく
最初の餌場を求めて活動し始めたゴキブリをまちぶせタイプの駆除剤、ホウ酸粉末、ホウ酸スプレー、重曹粉末をまいて、その場所を通ったゴキブリを駆除してしまいます。
幼虫は個体が小さく、床との接地面が大きいため、 エサを食べなくても、その道を通るだけで死に至ら占めることができます。
詳しくは待ちぶせタイプのゴキブリ駆除剤や、 ゴキブリ対策ホウ酸ダンゴをご参照下さい。
常に綺麗にしておく
ゴキブリはなんでも食べますが、食べるものがなければ自分の幼虫を食べます。この習性を利用して成虫に幼虫を食べてもらいましょう。
常に綺麗にしておけば共食いを始め、 知らず知らずにゴキブリの幼虫を駆除できています。
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