ゴキブリ対策グッズ 誘引物質や匂いの届く範囲
ゴキブリ対策で匂いのきつい毒エサを置くと、「外にいるゴキブリまで家の中に招き入れてしまうのではないか」、と疑問に思うことがあります。
せっかくのゴキブリ対策なのに、外にいるゴキブリまで家の中に招いてしまうと、それこそ本末転倒です。
ここでは毒エサタイプのゴキブリ対策ついて、外のゴキブリにどれほど効果があるのかについて紹介しています。
ゴキブリの嗅覚
実はゴキブリには鼻がありません。ゴキブリは匂いを触角で感じ嗅ぎ分けます。この嗅覚は様々な匂いを2種類に大別し嗅ぎ分けています。
1つは食べ物の匂いで、もう1つはホルモン(性ホルモン、集合ホルモン、危険ホルモンなど)の匂いです。
どちらも同じように触角で嗅ぎ分けるのですが、実はゴキブリはホルモンの匂いを感じる嗅覚は非常に高感度なのですが、 食べ物の匂いを感じる嗅覚はホルモンを感じる嗅覚ほど感度が良くありません。
外用のゴキブリ対策には忌避剤の方が優れている?
ゴキブリが食べ物の匂いよりも、ホルモンの匂いに敏感であることは、 外用のゴキブリ対策グッズを選ぶ上で一つの重要な指標となります。ゴキブリは毒エサを食べた後もすぐには死なないため、誘引物質を使ったゴキブリ対策は侵入を許す可能性があります。
もしもゴキブリに侵入された場合、毒エサを食べたゴキブリは死んでしまいますが、死ぬまでに様々なホルモンを放出し仲間を引き寄せるかもしれません。
そのため、侵入対策としてのゴキブリ対策としては毒エサタイプよりも忌避剤(ゴキブリ対策ハーブ、ゴキブリ対策アロマ)の方が万が一を考えると優れているといえるでしょう。
但し、隣人対策が必要な場合は(ゴキブリ対策隣人をご参照)やマンションの共用部の場合(ゴキブリ対策マンションをご参照)、駆除しないと常にゴキブリと対面するリスクがあることから、毒エサの方が優れているかもしれません。
誘引物質の距離はせいぜい15㎡(約6畳程度)
毒エサタイプの匂いの届く範囲は風や温度など外的環境にも左右されますが、最大の要因は誘引物質です。市販品の場合
市販品の場合、パッケージに予めゴキブリの誘引範囲が明記されています。一例を取ると、ブラックキャップやコンバットの場合のカバー率は5㎡(※)、
市販品では最大の誘引力のあるブラックキャップワンでも15㎡(約6畳)(※)程度のカバー率です。
(※5㎡あたり1~2個の設置を推奨している場合のカバー率を5㎡としています。)
つまり、部屋に設置する限り、外のゴキブリまで誘うことはありません。
しかし、玄関やベランダに置いた場合、隣人宅にいるゴキブリを誘う程度の誘引力はあると言えそうです。
自家製の毒エサの場合
自家製の毒エサの場合、誘引物質そのものや配合比率によっても大きく変わってくるため断定はできませんが、 (ゴキブリ対策の誘引物質についてはゴキブリ対策 好物をご参照下さい。)以下の計算式を適用して求めることができるかもしれません。
市販品最大の誘引効果のあるブラックキャップワンの内容量は4.5g(1gあたりの誘引効果は約3.3㎡)です。
また、通常のブラックキャップは1個あたり2g(1gあたりの誘引効果は約2.5㎡です)です。
自家製毒エサの重量1gあたり、2.5㎡~3.3㎡を乗じれば、おおよその誘引距離がわかるかもしれません。
※匂いの届く範囲はある程度までその質量に依存すると仮定しています。
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