ゴキブリ対策にはブラックキャップ
その中でも市販品ではブラックキャップが最も評価が高いと言えそうです。
ゴキブリ対策グッズの中で、なぜ毒エサタイプが良いのか、毒エサの中でなぜブラックキャップの評価が高いのか、について紹介しています。
(ゴキブリ対策グッズのランキングについてはゴキブリ対策ランキングをご参照下さい。)
ゴキブリ対策には毒エサタイプが良い理由
ゴキブリ対策には様々な種類があります。毒エサタイプ、燻製剤タイプ、乳剤タイプなど(詳しくはゴキブリ退治一覧をご覧下さい。)
その中でも毒エサタイプが総合的に優れている理由は1回の設置でゴキブリを仕留め、また長期にわたって効果を発揮するためです。
毒エサ | 1回の設置で全てのゴキブリを死滅させる可能性が最も高い。 また、効果が数ヶ月にわたって続く為、設置数ヶ月後にゴキブリが出たとしても再対策が不要で、 手間・コスト面でも優れている。 |
乳剤 | 効果は毒エサに非常に似ており、ゴキブリ駆除の面で比較すると毒エサと遜色はない。 しかし、乳剤ゆえ添付箇所や添付方法は素人には難しく、効果も毒エサと比較すると1~3ヶ月程度と短い。 |
燻製剤 | 1回の施行でその場にいるゴキブリに有効。 逃げられたり、煙の届かない場所に隠れられると面倒だが、 即効で大量のゴキブリを駆除するには最も効果が高い。 |
超音波 | 効果の測定が難しく今だ科学的根拠が不明瞭である。 |
待ちぶせ | 殺虫剤の即効性と駆除剤の残効性を併せ持つオールラウンダータイプ。 いくつかの欠点はあるものの、逃げられた時には最も頼りになる。 |
忌避剤 | ゴキブリを遠ざけるにはこれしかない。最近人気の忌避剤。 しかし、ゴキブリを殺す効果はないため、一度室内に侵入されると効果は薄い。 |
少し簡単な説明となりましたが、駆除剤の中では毒エサタイプが最もお手軽で効果的です。
たくさんある毒エサタイプの中で、なぜブラックキャップが最も優れているのかについて以下詳細に紹介しています。
ブラックキャップの効果
この成分はゴキブリの神経系にダメージを与え、死に至らしめます。
この毒はゴキブリ本体はもとより、卵さえ死滅させます。
これが燻製タイプや乳剤タイプの駆除剤、また他の毒エサと異なり、 ブラックキャップが優れている大きな理由です。
また、ゴキブリ本体はもとより、ゴキブリのフン(=性ホルモンを出す物質)にもこの毒が働く為、 巣に帰ったゴキブリが死滅した後、巣ごと全滅させることができるのです。
そして、効果にかなりの即効性があるためブラックキャップはゴキブリ対策グッズの中でも最も評価が高くなっています。
また、このフィプロニル(フェニルピラゾール系)タイプの毒エサは他メーカーも開発していますが、先行メーカーゆえ他メーカーより値段を安く抑えることができているのも優れている点です。
(この点については今後変わってくるかもしれません。)
以下、ブラックキャップの特徴一覧です。
大型ゴキブリもイチコロ
ブラックキャップはチャバネゴキブリなど、日本の一般的なゴキブリはもとより、 黒ゴキブリなど日本では大型とされるゴキブリを含め、日本のあらゆるゴキブリに有効とされています。卵にも効果を発揮
ブラックキャップはゴキブリの中にいる卵にも効果を発揮します。また、薬剤抵抗性のあるゴキブリにも効きます。
即効性は5時間後から1日後
ブラックキャップの餌に食いついてからゴキブリが死ぬまでの時間は、チャバネゴキブリで5時間、クロゴキブリで1日くらいとされており、
これは他の毒エサと比較すると即効性が高いと言えます。
ブラックキャップ設置場所
一般的には以下の場所に置くのが有効とされています。- 冷蔵庫の裏
- 台所など棚の中
- 植木
- ベランダ
- 洗面台の中、隅
- 電子レンジの裏
参考:アース製薬公式
使用期限は6ヶ月?
ブラックキャップの使用期限は6ヶ月とされています(アース製薬公式より)。ゴキブリを殺す有効成分であるフィプロニル(フェニルピラゾール系)は揮発性が低く、 半年で効果がなくなる可能性は極めて低いです。
そのため有効期限が6ヶ月とされる理由は誘引物質(ゴキブリをおびき寄せる匂い)の効果が薄れるため、または、 ゴキブリの嫌うほこりがブラックキャップ本体内に侵入する為だと推測できます。
半年後もほこりをかぶっておらずきれいなら、誘引物質(焼肉のタレを数滴など)を入れることで再利用できます。
ゴキブリ対策として誘引物質を入れる場合はゴキブリ対策 好物をご参照下さい。
また、未開封(アルミパックから未開封)の場合は4~5年使えます(アース製薬公式より)。
ブラックキャップは夏の終わりに
ゴキブリ対策グッズの売れ時は夏です。ブラックキャップも例外ではありません。
その結果、夏場は他の季節に比べてゴキブリ関連グッズの値段が高くなることがあります。
しかし、シーズンが過ぎると在庫調整のため特売で売られます。
なるべく夏場以外の時期に買うのがおすすめです。地域によっては1割~程度値段が違います。
2013年3月 外用ブラックキャップ発売
ブラックキャップシリーズで唯一これまで未発売だった外用が発売されました。これで商品ラインナップはコンバットと同じになったようです。
外用ゴキブリ駆除剤の最大の売りは、外でも効果を発揮できるよう、 防水、耐水、風に対してしっかりと対策されていることです。
特に有効成分が水に溶けにくいよう設計されているようで、少々の雨が当たる場所でも気にせず置けるため、 これまで置けなかった場所でのゴキブリ対策が可能になりました。
参考 ブラックキャップシリーズ(通常・外用・広い範囲用・隙間用)
とはいえ、ゴキブリ対策に万能品はない
ブラックキャップは総合力では非常に優れた商品です。とはいえ、全ての目的に対して万能なゴキブリ対策グッズは存在しません。
例えば、ゴキブリを発見した場合は毒エサよりもすぐに殺せる殺虫剤の方がすぐれているのは明らかです。
また、玄関には誘引物質を含む毒エサよりもゴキブリを遠ざけるハーブやアロマの方が優れているかもしれません。
旅行で長期に家を空けるような場合は、ゴキブリ駆除も兼ねて燻製剤がいいかもしれません。
赤ちゃんがいたり、動物を飼っているようなら毒エサでも安全性を重視すべきです。
(詳細は赤ちゃんがいる場合のゴキブリ対策をご参照下さい。)
幼虫には?卵には?考えだすときりがありません。 つまり、ゴキブリ対策グッズは目的や用途、制限事項などにより、最も良いものが異なります。
それでも一般家庭において何か1つだけゴキブリ対策をするのなら、ブラックキャップを置くべきです。
それほど総合力では優れています。
ゴキブリ対策グッズの選び方
ゴキブリ対策グッズを判断する場合、様々な観点で考えることができます。- 目的(駆除が目的なのか、遠ざけることが目的か)
- 施行回数(卵まで含めて何回の施行で全滅できるか)
- 期間(効果は何日持続するか)
- 対象となるゴキブリの種類
- 手軽さ(作る手間、設置の容易さ、回収の手間など)
- 即効性(施行してからどれくらいで効果を発揮するか)
- 害(人間、動物など他に危害を加えないか)
- その他
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