マンションのゴキブリ対策
マンションのゴキブリ対策は他のゴキブリ対策と少し異なります。理由はマンションが集合住宅である為、「共有部分」という住民全員で管理すべき場所が存在するためです。
しかし、マンション共用部分は共有資産であるため、 ゴキブリ対策を全てご自身で実施する必要はありません。
ここでは、マンションのゴキブリ対策について紹介しています。
マンション各部屋(ご自身の部屋)のゴキブリ対策については、アパートの部屋を例に説明した アパートゴキブリ対策をご参照下さい。
マンションのゴキブリ対策 基本
マンションのゴキブリ対策もアパートのゴキブリ対策と考え方は同じです。以下、マンションのゴキブリ対策の考え方です。
- ゴキブリを家の中に侵入させない
- 万が一侵入したゴキブリは必ず仕留める
- ゴキブリの発生元を断つ
それがマンション特有のゴキブリ対策「「ゴキブリの発生元を断つ」です。
これらを「誰が何を行うか」、という視点で言い換えると、
- 自分の部屋の対策(ご自身で侵入対策+万が一対策)
- 共用部のうち、自分の部屋に関係のある部分の対策(ご自身で侵入対策)
- 共有部のうち、住民全員に関係のある部分の対策(管理会社に任せる)
自分の部屋の対策(ご自身で侵入対策+万が一対策)
マンションのご自身の部屋に対するゴキブリ対策は、3つに分けることができます。- 部屋の侵入対策
- ベランダからの侵入対策
- 万が一侵入された時の対策
また、ベランダからの侵入対策は 隣人のゴキブリ対策で紹介しています。
万が一、侵入された場合の時の対策は、 ゴキブリ退治一覧でお好きなゴキブリ退治グッズを ゴキブリの巣 が発生しそうな箇所などに設置して下さい。
以下、マンション特有のゴキブリ対策「2.3.共用部」について紹介しています。
マンションのゴキブリの発生元は共用部
マンションのゴキブリ対策を実施する場合、どうしても見逃しがちなのが「ゴキブリの発生元」です。マンションは自分の所有物である各部屋(住居)と、全員の所有物である共用部に分かれていますが、 マンションの共用部が「ゴキブリの発生元」になっていることが多いのが特徴です。
共用部がゴキブリの巣になる理由
マンション共用部にはボイラー、給排水設備、ガス配管設備など、 ゴキブリが大好きな「暖かく」、「暗く」、「水分補給を行える」箇所が非常に多いのが特徴です。ゴキブリは冬場の寒い温度(東京の冬場の平均7℃程度)ですら、 成虫で1ヶ月、卵だと3ヶ月以上耐えることができる能力があります。
通常はこの寒い温度でゴキブリの個体数は減るのですが、 マンション共用部の温かく、かつ、水がある状況は、 ゴキブリの個体数が減りにくい環境を作っています。
また、共用部は自分の所有物でないため、部屋などと比較すると、どうしてもゴキブリ対策の手を抜きがちです。
そのため、マンションの共用部はゴキブリにとっては最適な住み家なのです。
なぜ共用部のゴキブリ対策が必要か
部屋に入ってくるゴキブリはマンションの共用部からしか侵入してきません。言い換えるとマンションのゴキブリ対策をする場合、 いくら部屋のゴキブリ対策をしても、 マンション共用部の対策をしていないと、またいつか侵入される可能性があります。
そのため、マンションのゴキブリ対策には共用部が重要になってくるのです。
言い換えると、ほとんどゴキブリが発生しない状況や、 ゴキブリに対してそれほど嫌悪感がない場合は、共用部のゴキブリ対策は必要ではありません。
共用部でも、自分で対策すべき場所は、自分の部屋に関係ある場所だけ
マンション共用部のゴキブリ対策は有効ですが、普通の人には手を出しづらい領域です。ゴキブリのために、わざわざエレベーターの内部に入り、ゴキブリ対策をする人はいないでしょう。
それらマンション共用部のゴキブリ対策はプロに任せるか、管理組合で行い、自分の住んでいる階、自分の部屋の周りの対策を徹底的に行うのが効果的です。
以下、自分ですべきマンション共用部のゴキブリ対策を紹介しています。
自分ですべきマンション共用部のゴキブリ対策
マンションのゴキブリ対策は共用部を含め、ゴキブリの通り道をなくすことです。個人でできる共用部のゴキブリ対策の具体的な内容は以下の通りです。
廊下の水を掃ける穴が開いている付近
この水はけ管が、部屋の近くにある場合、なんらかのゴキブリ対策をした方が良いでしょう。
ネットをかぶせるだけでも大きな効果があります。
この水はけ管に、直接細工することが許されない場合は、玄関やベランダのゴキブリ対策をすることで、 ゴキブリの部屋への侵入を徹底して防ぐことを代替案とします。
廊下
玄関付近の置ける場所に、ゴキブリを寄せ付けないハーブやゴキブリを寄せ付けないアロマを置いて 遠ざけるか、 玄関から少し離れた場所に外用のゴキブリ対策をして、 近づいてきたゴキブリをそちらに誘導し殺してしまうか、好みの方法を選択します。
以上が各個人でできるマンション共用部のゴキブリ対策です。
これ以降は、管理組合や管理会社との調整が必要なマンション共用部のゴキブリ対策となります。
管理会社に委託するマンション共用部のゴキブリ対策
ここからはマンション共用部のうち、管理会社に任せるゴキブリ対策箇所となります。マンションには、厚生労働省が定める「建築物環境衛生管理基準」という基準があり、 その中に、「ねずみ等の防除」という項目があります。
これは、ねずみだけでなく、ゴキブリなどの害虫も含まれ、 「生態調査」、「調査に基づく発生防止のための措置・駆除」が含まれます。
そのため、管理会社に管理を委託しているマンションの場合、 マンション共用部のゴキブリ対策は、管理会社が管理費用の範囲で実施してくれているはずです(管理契約に依存)。
しかし、管理会社に委託していない場合、 自分達(マンションの住人)でやるか、都度ゴキブリ駆除業者に依頼するしかありません。
以下、管理組合に委託していない場合の共有部のゴキブリ対策ポイントについて、 紹介しています。
マンション共用部のゴキブリ対策はここ
ゴミ置き場
毒エサなどを設置してゴキブリ本体のみならず、巣ごと退治するのが効果的です。
毒エサについては以下をご参照下さい。
また、ゴミの封の仕方を徹底するなど、住民の意識を高めることも大切です。
管理室、組合・集会室、管理用倉庫
管理室と言っても単なる部屋です。部屋と同様のゴキブリ対策をしておきましょう。
各部屋のゴキブリ対策はゴキブリ対策アパートやゴキブリ対策巣作りを防ぐを参照して下さい。
駐車、駐輪場と住居部分をつなぐ場所
駐車場には基本的に他のエサがないため、毒エサを設置するだけで十分な効果があります。
エレベーターの内部
しかし、素人ではゴキブリ対策できないのも事実です。
もし、エレベーター内部がゴキブリの巣である確証がある場合、 ゴキブリ駆除業者やエレベーターの管理会社に駆除の相談をしてみてください。
植木がある場所
雨ざらしになったり、植木への水やり等が発生する為、毒エサでなく、ゴキブリの嫌がるハーブ等で対策します。
ゴキブリ対策のハーブはゴキブリ対策ハーブを参照して下さい。
配管と壁をつなぐ部分
壁との接地面付近に毒エサを設置しましょう。
マンホール、側溝付近
またゴキブリの最大の通り道になります。
共用部のマンホールや側溝の場合、問題なければ網目の細かいシートなどをかぶせておくだけでも効果があります。
できない場合には、毒エサなどで巣ごと殺すしか方法はありませんが、 どこに毒エサを置くかで、効果は大きく異なります。
電気室、機械室、パイプスペース
また、ゴキブリは周波数によっては、電気(電磁波)が大好きです。
毒エサなどで対策すると効果的です。
共用部の毒エサ
マンション共用部にネズミ等がいる場合は注意が必要です。毒エサをネズミが食べて死んだ場合、腐臭を放ったり、ウジが湧く場合があります。
毒エサを撒く場合、ネズミ対策をどうするか、必ずご検討されることをおすすめします。
ゴキブリ対策マンション 先頭へ |
関連ページ |
メニュー・目次一覧へ |