ベランダ・植木のゴキブリ対策

ベランダ・植木のゴキブリ対策

ベランダ・植木のゴキブリ対策
ベランダや植木は、ゴキブリの温床となりやすい場所です。

理由はゴキブリが生きるための条件を十二分に満たし、 かつ、外から最も侵入しやすい場所だからです。
  • 餌(土、肥料、植物など)が豊富である
  • 湿度、水が豊富である
  • 隠れる場所(鉢の裏、土の中)がある
  • 外から最も侵入しやすい
ここでは、ベランダや植木のゴキブリ対策について、 紹介しています。

なぜベランダ・植木がゴキブリの温床に?

ゴキブリは遠い昔(田舎では現在でも)、野山に住んでいました。
理由は、食べ物(果実や死体、土や葉っぱとも噂されています)と湿度です。

餌が豊富で、ゴキブリが最も苦手とする乾燥を水やりによって人間が補ってくれ、 鉢植えの下、葉っぱや樹の下という影があり、 外からも自由に侵入できるベランダや庭は、 ゴキブリにとって快適という他ありません。

そのため、ベランダや植木はゴキブリが巣を作り繁殖するのに、最も適した環境の1つになっています。

ベランダ・植木のゴキブリ対策の順序

ゴキブリがまだ発生していない場合、「侵入対策」を実施して下さい。

万が一、すでにゴキブリが発生している場合、 「今いるゴキブリの駆除」→「侵入対策」の順に実施して下さい。

以下、「今いるゴキブリの駆除」→「侵入対策」の順に紹介しています。

侵入対策については、 アパートのゴキブリ対策 をご参照下さい。

今いるゴキブリの駆除

まずはゴキブリを駆除して、心を落ち着ける

まずは、今いるゴキブリを全滅させて、気持ちを一度落ち着けて下さい。
理由は、 ゴキブリがいると思うと、恐怖が先行して、 「植物を全て捨てる」、「植物に殺虫剤をかける」など、 後々後悔する行動に出てしまう恐れがあるためです。

「ゴキブリがいない」と分かれば冷静に考えることができるようになります。

「屋外用のゴキブリ駆除剤」と「ホウ酸」を使う

まずは「屋外用のゴキブリ駆除剤」、「ホウ酸入りジュース」、「ホウ酸粉末」などゴキブリを殺すための駆除剤をベランダに設置します。
設置数などは、対象商品の説明書に記載しています。

屋外用ゴキブリ駆除剤は、その名の通り、屋外での利用に適したゴキブリ駆除剤です。 ホコリや雨に強いため、屋外で力を発揮します。


また、幼虫は顎の力が弱く、「屋外用ゴキブリ駆除剤」を食べない可能性があるため、 ジュースにホウ酸を溶かした「ホウ酸入りジュース」を用意しておきます。

そして、 「植物」「土」という餌があるため、「屋外用ゴキブリ駆除剤」を食べない可能性を考慮して、 「ホウ酸粉末」をベランダにまいておきます。

ただし、庭の場合は、ホウ酸による影響が出る可能性があるため、この工程は省きます。

1週間待つ

上記駆除剤とホウ酸をまいて、1週間放置します。
1週間後、早ければ1~3日程度で全てのゴキブリはいなくなっているはずです。

卵の駆除

成虫と幼虫は駆除できたものの、すでに産み落とされた卵はまだ残っています。
卵は鉢の裏側や落ち葉の下に産み付けられることが多いため (卵は1cm程度の茶色い長方形の塊です。)、この卵駆除のために以下の作業をします。

  • 鉢を綺麗に洗浄する(裏まで徹底して)。
  • 土の中に卵や幼虫がいないか、入念にチェックする
  • 心配な場合は土に熱を通す、あるいは新しい土に交換する

ベランダの侵入対策

マンション(ベランダ)か一軒家(庭)かによって異なるものの、 ゴキブリの侵入路を特定し、予防します。

隣人対策

隣がゴキブリの温床になっている確信がある場合、管理人に相談してください。
最近はゴキブリが安価なため、ペットの餌などにゴキブリを飼っている家も存在するほどです。

いくら掃除しても、隣がゴキブリの発生源の場合、どうしようもありません。 言い換えると、ご自身のベランダがゴキブリの原因になっている場合、早急にご対応いただき、 近隣に迷惑をかけない様、 早急の対応が必要になります。

排水管

集合住宅のベランダには、ほとんど排水管があります。
この排水管がゴキブリの住処、移動には非常に適しています。 この排水管対策はストッキングなどを使って、雨だけを通す方法が有益です。 ただし、構造上難しい場合は、この工程は省いても問題ありません。

マンションのベランダの壁伝いに登ってくるゴキブリや、 防音壁の下を這ってくるゴキブリのため、それらを塞ぐことは不可能です。

これらの対策としては、 家庭菜園の1つに、セリ科の「セロリ」や「唐辛子」、「月桂樹」など、 ゴキブリの嫌がる匂いを放つ植物を加えます。

詳しくは、 ハーブでゴキブリ対策アロマでゴキブリ対策 をご参照下さい。

また、屋外用のゴキブリ駆除剤(ブラックキャップ屋外用か、 コンバット外用)を設置し、 万が一侵入されても、すぐに殺せる環境を整えておきます。

マンション共同設備

マンションの場合、ゴキブリの発生源となるのは、多くの場合共用設備です。

マンションは規模によるものの、「害虫駆除」に関する法的義務があり、 管理会社が駆除してくれます。
この駆除料は、有料の場合もあれば、月々の共益費に含まれる場合もあり、 マンションの害虫駆除方針がどのようになっているか、ご確認いただくのも良いかもしれません。

マンション共有部のゴキブリ対策については、 マンションのゴキブリ対策をご参照下さい。



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